還元率が1%以上のカードを選べ
クレジットカードでトクをするには、どうすればいいのか。ウエブサイト「クレジットカード還元率の鬼」の管理者の市川真也氏は、「使った金額に対して戻るお金の割合、つまりポイント還元率に注目すべき」と断言する。
例えば、銀行系のクレジットカードの場合、還元率は0.5%が一般的だ。つまり100万円分の買い物をすると5000円が戻る計算になる。だが、還元率が1%のカードを選べば、戻る金額は、なんと倍の1万円になるのだ。
市川氏は「カードを選ぶ際は、買う物のすべてがポイントの対象になり、かつ還元率が1%以上あるものが望ましい」と話す。ただし、同じカードであっても利用額によって還元率が違ってくる。月々のカード利用額を把握し、自分にあった最適の1枚を選ぶことが重要だ。
「利用額が月々8万円までなら、P-oneカードがオススメです。なぜなら月々15万円を上限に、毎月の請求額が1%引きになり、年会費が無料であるため、ポイント還元率も1~1.33%と高くなる。ちなみに、15万円を超えた部分は1%引きの対象にならず、利用額が月15万円を超えると還元率も徐々に下がっていきます」
最近、電気代、ガス代、通信費、新聞の購読料などのカードでの支払いが可能になった。これらを合算すれば利用額が5万~6万円程度になるので、月々8万円のカード払いも、現実的に可能な線だ。もっとも、月々の利用額が8万円以上の人は「利用額にかかわらず、毎月の請求額が1%引きになるポーラスターカード(プラス)がオススメ」(同)だ。