たかが靴、されど靴。靴は、選び方を間違えれば、体に負担がかかり、腰痛やひざ痛に繋がってしまう。購入時に気を付けるポイントとは。正しい靴の選び方を専門家に聞いた。
運動靴と革靴、同サイズ購入はNG
あなたは自分にぴったりの靴を履いている自信はあるだろうか。
腰痛・膝痛予防を考えるときに靴を思い浮かべる人は少数かもしれないが、正しい靴の選び方ひとつでも、腰痛・膝痛防止は可能である。
自分の足にきちんと合った靴を履き左右バランスを整えて歩くことで、体に偏った負荷がかかりにくくなり、結果として腰痛・膝痛の予防になる。
逆に言えば、デザインだけを重視して、足に合わないサイズを長時間履き続けると、歩行や姿勢がゆがみ、腰や膝に無駄な負担がかかってしまう。
大手総合スポーツ用品メーカー・アシックスが調べたところによると、日本人男性の約52%、2人に1人が間違った靴選びをしているという(調査対象61名)。なかでも多い間違いは「実際の足サイズより大きめの靴を履いている」というもの。