日々の買い物を漫然と行ってはいないだろうか。少し意識するだけで、その支出はポイントという“財産”となって返ってくる。手間をかけず、スマートにポイントを貯める方法を専門家に聞いた。

※本稿は、「プレジデント」(9月27日発売号)の記事を再編集したものです。還元率などは掲載後に変更となっている恐れがあります。

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収入が多い人ほど「ポイ活」に熱心

「年収の高い人ほど、ポイントを意識して貯めている印象があります。使う額が多いほど得られるリターンも大きくなるからでしょう」

と話すのは、ポイント還元情報に詳しいポイ探代表の菊地崇仁氏だ。

ポイント還元といえば、クレジットカード(クレカ)の利用額や買い物の一定割合をポイントとして受けとるのが一般的だが、ポイントが貯まるシーンはどんどん拡大している。来店するだけ、サイトを経由するだけ、電車に乗るだけなど、生活シーンのいたるところで貯めるチャンスは増えているのだ。

ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢氏は、「継続的な固定支出や大きな買い物、よく行くお店で貯められれば、年間10万円分ぐらいは得できる」と話す。

とはいえ、何をどうすれば一番得かを比較したり考えるのは面倒なものだ。風呂内氏は、「お得を追求しすぎると手間や時間をとられるので、『おおむね得できればOK』と割り切るのがオススメです」とアドバイスする。一方、菊地氏は、「ポイント付与がなく、請求時に1%の割引を受けられるP-oneカード〈standard〉もシンプルで使いやすい」と勧める。ポイントを貯めるのが苦手な人には特にオススメだ。