浸かる時間は10分から15分が最適

浸かる時間は10分から15分が最適。長くお湯に浸かりすぎると、熱中症や脱水症になる可能性があります。かといって、あまりに短時間だと体温が上昇しないので、やはり10分から15分を目安としてください。

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このように就寝前の入浴は睡眠への影響を含めて様々な健康効果が期待できますが、朝風呂はお勧めしません。なぜなら、夜の入浴より体への負担が大きいためです。特に良くないのが、入浴による血圧の変動です。それでなくても朝は血圧が上がりやすく、脳卒中や心筋梗塞の発生が多い時間帯なので、入浴するとそのリスクをさらに高めてしまいます。朝に入浴して体温を上げると、1時間半後に体温が下がって眠くなるので、仕事に支障が出るというデメリットもあります。

よって朝の入浴は控えたほうがいいのですが、朝起きて目を覚ましたいときの朝シャワーは有効です。42℃の熱めのシャワーを浴びると交感神経が優位になり、体が活動モードになって頭もシャキッとし、目覚めます。

最後に余談ですが、朝に1分間のシャワーを浴びるだけで、夕方まで加齢臭を抑えられるという嬉しい効果があることがわかっています。夜の入浴と朝のシャワーで自律神経のスイッチを切り替えて、「昼間はしっかり活動し、夜はぐっすり眠る」という1日のリズムをつくるとよいでしょう。

▼朝なら湯船よりシャワー。加齢臭も抑制

(構成=塚田有香 写真=iStock.com、Getty Images)
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