低い診療報酬の中で懸命に治療に当たっているのに、患者さんからは「AEDはあるか」「滅菌処理しているか」、疑い深い眼差しでねちねちと質問される。そんな苦しい状況を実力派歯科医たちが語り合った。

自費治療を勧めるとぼったくり扱い

時としてバッシングの対象となる歯科医。ベテラン実力派歯科医たち3人が胸の内を語り尽くした。

●開業医10年目
田舎では、自費治療を勧めようものなら村八分にされかねない
●開業医16年目
歯科医院の中に心電図モニターがないと問題だ、という指摘は的外れ
●開業医21年目
最新の設備がある歯科医院だけを「合格」として、その他を貶めるのは違和感がある
●開業医16年目
個室で治療しなくてはダメだ、という批判もあるが、国の衛生基準に従っている

【歯科医A】週刊誌は特にそうなのですが、歯医者へのバッシングが激しいですね。歯医者=没落、貧乏、銭ゲバみたいなイメージをこれでもかっていうぐらいに強調されてしまう。