毎朝5時に起きて2時間はひとりで筋トレ
僕自身は、「ひとりになると何かができる」のではなく、「何かをするためにひとりになる」という考え方です。だから僕はことさら「ひとり時間」をつくったりはしません。
ただ、1つだけ例外があります。それは朝の運動。毎朝5時に起きて1時間半から2時間、ひとりで筋トレをしています。
起きるとまず自宅のエアロバイクを22~23キロメートル漕ぐ。これで約45分。そこから腕立て伏せ100回、腹筋100回、チューブトレーニングを100回。最後にストレッチをして終わり。その間テレビで経済ニュースを見て、為替の変動や米中の動きなど、世界情勢をチェックしています。
経営者の仕事は体力勝負です。常に元気で明るくいることがリーダーの大事な仕事の一環だと僕は考えています。
そして行動力を持つことも大事です。経営者は意思決定をするのが仕事だからと、オフィスに閉じこもってじっと戦略を考えていると思っている人もいるかもしれませんが、そうじゃない。1つの意思決定をするにも、僕は動き回ります。
とにかく動き回って状況を把握する
ある目標を立てれば、まずは調査をして、その結果を基にいろいろと考えます。思いついたことをスマホやパソコンにどんどん書き溜めていく。それを基に仮説を立てます。
仮説ができると、その検証のために社内で議論をする、お店に行く、人に会う。会うのは社内の人間だけじゃなく、お店でお客様をお迎えしてくださっている加盟店の皆さんにも。必要があれば専門家や経営者仲間にも会う。そこで意見を聞く。場合によっては実験もしてみる。とにかく動き回って状況を把握するんです。
そして集めた大量の情報を1度整理する。この作業だけは必ずひとりのときにしますね。そしてあらゆる角度から見て、仮説が間違っていないと確信したら、一気に「新しい企画をぶち上げるぞ!」「組織をこう変えるぞ!」と号令をかけるわけです。こんなふうにして、1つの決定を下すまでに時間と足を使います。