元来、僕は欲張り。全部実現したい

今日は全国各地の営業部門の責任者が集まる大きな会議があったのですが、面白い話がたくさん出てきたので、ふとお店を見たくなって、さっきひとりで近くのお店に行ってきましたよ。

澤田社長が自宅で愛用するトレーニング用品の数々。上から腹筋ローラー、フィットネスバイク、腕立て伏せ用のプッシュアップバー。筋肉質でスリムな体型を維持し、休日にはトライアスロンの大会に出場するほどのバリバリの肉体派だ。

そうすると「サラダチキン」の販促物がどこにどんなふうに掲出されているかとか、(オリジナル惣菜ブランドの)「お母さん食堂」の陳列棚で併売されている食材は何かとか、陳列の仕方や商品の見せ方も目に飛び込んでくる。そこで気になることがあれば、写真に撮って今後の戦略を考える材料にする。

そうやって移動中だろうと会議中だろうと、常に頭をフル回転して考えています。この24時間考え抜くというのも、体力と気力が必要です。

元来、僕は欲張りなんです。頭の中は会社の売り上げを10兆円にしたい、社員を元気にしたい、給料を上げたい、加盟店の皆さんに信頼される会社にしたい。プライベートでは仲間との楽しい時間がほしい、美味しいものも食べたい、スキーもしたい、海にも行きたいと、したいことがいっぱいあって、それらを全部実現しようと考えています。

会社にぶら下がるのが一番ダメ

僕には何かを犠牲にするという発想はありません。大切だと思ったことは全部やる。できないなんて言い訳ですよ。そのことは何社も経営してみて確信しました。

「(日本で展開した)クリスピー・クリーム・ドーナツがなぜ一日に600万円も売れたか」「(ユニクロの)フリースはなぜ爆発的に売れたか」と、ずっと仮説と検証を繰り返してきた。それでたどり着いた結論が、脳をフル回転して考えれば何だってできるということ。できないという人は、本気でやろうとしていないだけですよ。

だからといって僕が体を鍛えて動き回っているように、社員にも同じことをしろとは言いません。元気で健康であってほしいとは思いますが。別に僕のルールに当てはめるつもりはない。社員には「好きにやれ」と言っています。アウトプットは出さなきゃいけない。でもあとは自由でいいと。大の大人ですから細かく「あれしろ、これしろ」と言うより、楽しんで働くことが一番。会社にぶら下がるのが一番ダメ。