たとえば秋になると食べたくなるキノコ類。一見どれも変わらないように見えますが、種類によって100グラムあたりに含まれる糖質量にこれだけの差があるのをご存知ですか?

《キノコ類の100gあたりの糖質》
・干しシイタケ……22.4グラム
・キクラゲ……13.7グラム
・エノキダケ……3.7グラム
・エリンギ……3.1グラム
・マツタケ……3.5グラム
・生シイタケ……1.4グラム
・ブナシメジ……1.3グラム
・マイタケ……0.0グラム

こうした知識は糖質制限に欠かせません。コンビニで売っている食べ物やファミレスのメニューには、塩分が書いてあっても糖質量が書いてあることはまずありません。糖質制限実践者には不便ですが、書いてあったら、みなさん食べるのが怖くなることでしょう。

糖質制限中の接待でもOKな3つの料理

糖質制限2.0では1日の糖質摂取量を5グラム以下にする断糖を推奨していると書きましたが、これは「ずっと糖質5グラム以下の生活をしなさい」という意味ではありません。休日を利用して糖をリセットしたら、あとは「できる限り」の助走でよしとしています。

ハタイクリニック院長の西脇俊二氏

そうして理想体重に至ったら、それ以降は「±2キロまでは増減OK」というルールもあります。理想体重を2キロオーバーしてしまったら、また断糖して戻します。だから、無理なく続けられるのです。ここでは詳述しませんが、週末簡単に用意できる断糖食のメニュー構成も提案しています。

しかしビジネスパーソンとなると、「接待が」「付き合いが」という言葉が頭に浮かんだ方も多いのではないでしょうか。

安心してください。接待や会食でもじゅうぶん、糖質の低い食事は可能です。

もしあなたが店を決められる立場にあるなら、候補は3つあります。

1.海鮮料理

刺身は強い味方です。バリエーション豊かな魚介類を存分に楽しめる機会でもあります。脂の乗ったトロは同席者に薦めて、マグロは赤身に徹すること。刺身に添えられた大葉は食べて構いませんが、ツマは大根、つまり根菜であり、糖質が多いため、避けましょう。

2.しゃぶしゃぶ

しゃぶしゃぶの専門店は高級感満点、様々な食材が食べられるのもメリットです。肉だけでなく、カニを楽しめる店もあります。サシの入った良い肉はお客様へ。こちらは赤身肉に徹しましょう。しゃぶしゃぶに入るにんじん、白菜などの野菜やキノコは、事前に糖質量を調べて低糖質なものをいただきます。ポン酢はつけすぎないようにしてください。