待機児童数では実際の状況はわからない
Q.環境、進学、保育園探し……どんな落とし穴があるか?
両親が共働きの家庭は「職・住・保の接近」、つまり職場と自宅と保育園がなるべく近いほうがいいと、以前はアドバイスしていました。理由は、通勤・通園時間を少しでも短くしたほうがよいからです。しかし、いまはこの考え方では危ないことも多くなってきました。特に、都心部は保育園不足がひどくなっているからです。
そこで、保育園に入りやすい地域への引っ越しを検討するわけですが、公表されている待機児童数では実際の状況はわかりません。そこで保育園を考える親の会が算出した「入園決定率」(表)を参考にしてみてください。この数字は、親の会の調査冊子で公開されています。これで、通勤圏の入りやすい自治体に目星をつけ、入園事情を各自治体の担当課に問い合わせます。