自分が死んだときに家族のために残しておきたい「エンディングノート」。だが、どんな項目を、何に注意して書けばいいのか。「必須13項目」を人気FPの藤川太さんが解説する――。
「負債」があれば隠さずに書く
書店の終活関連本コーナーに並ぶさまざまなエンディングノート。経済産業省の調べでは、エンディングノートとは何かを知っている人は全体の6割を超えている。ところが、知っていても実際に作成した人は60代で2.4%、70歳以上でも5%にすぎない。
市販のエンディングノートは60ページを超えるボリューム。とりあえず書いてみようと思っても、自分年表、自分の趣味、特技、苦手なもの……などを書く欄もあって、なんだか面倒くさくなってしまうのは確か。作成した人のきっかけを見ると、やはり家族の死去、相続などを経験してはじめて書く気になるようだ。
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