なにもかもやらねばならないという考えから課題を多く設定しすぎると失敗する。卓越したリーダーは、自分の設定した野心的な目標を実現するための優先課題を絞り込み、それを周知徹底させる術を知っている。

ラム・チャランは世界で最も成功しているCEOの指南役として、GE、KLM、デュポンなどの企業で35年以上にわたり舞台裏で活動してきた。今回は、今年出版された彼の最新書、『Know-How: The 8 Skills That Separate People Who Perform from Those Who Don't(ノウハウ──実績をあげる人の8つのスキル)』からの抜粋を要約してお届けする。

優先課題を設定するのは難しい仕事である。目標が5万フィートの高所に設定されるのに対し、優先課題は地上レベルに設定され、そこではリーダーは厄介な細々した事項をいとわずに調べる意欲と、最も重要な行動を決定し、その2番目、3番目の結果まで考え抜く粘り強さを持たねばならない。