直江兼続(なおえ・かねつぐ)
1560~1619。幼名与六。23歳で山城守を称し、越後の戦国大名上杉景勝の執政となる。関ヶ原の戦で減封。米沢藩上杉氏の執政としても藩政確立の総指揮にあたった。朝鮮出征時、漢籍を収集。出版事業「直江版」をおこす。

戦乱から天下統一へ。時代の流れは変わりました。

兼続も、「いかに強くあるか」ではなくて、「いかに領国を治めていくか」を考えた。前回触れた「仁」、つまり「愛」こそが大切なんだと思い至るわけです。