孫正義氏は、今年1月の弊誌調査「好きな経営者ランキング」でトップに選ばれたが、反対に「嫌いな経営者」トップに選ばれたのは、元ライブドアの堀江貴文氏であった。すっかりイメージを落としてしまった堀江氏だが、過去には孫氏、楽天の三木谷浩史氏と比較され、経営者ランキングで揃って上位に選ばれた時代もあった。そんな堀江氏から見ると、孫正義氏と、そのビジネスはどのように見えるのだろうか。
<strong>堀江貴文●</strong>1972年、福岡県生まれ。実業家・ライブドア元代表取締役CEO。2006年、証券取引法違反により東京地検に逮捕され、一審で懲役2年6月の実刑判決を受け(控訴は棄却)、現在上告中。最高裁判決を待つ。著書に、『拝金』『君がオヤジになる前に』『人生論』など。
堀江貴文
1972年、福岡県生まれ。実業家・ライブドア元代表取締役CEO。2006年、証券取引法違反により東京地検に逮捕され、一審で懲役2年6月の実刑判決を受け(控訴は棄却)、現在上告中。最高裁判決を待つ。著書に、『拝金』『君がオヤジになる前に』『人生論』など。
―事業家としての孫さんをどのように評価されていますか。

【堀江】いわゆる「ハイローラー」ですよね。精一杯レバレッジをかけて勝っていく感じ。入札では常に最高額を提示するタイプで、お金のパワーをよく知っていますよ。「欲しい」と思ったら、どんなことをしてでも買う、みたいな感じ。

ちなみに僕は逆のタイプ。欲しくても割安でなければ絶対に買いません。