食事をして血糖値が上がると膵臓からインスリンが出て細胞のなかに糖を取り込み、血糖値を下げるように働き、逆に低くなるとアドレナリンなどインスリン拮抗ホルモンが働き、血液中に糖が供給され血糖値が上がる。

通常、食事をすると血糖値は緩やかに上がり、その後緩やかに下がり、食後3~4時間後には、空腹時と同じ値になって安定する。

「ところが糖質過多の食事を続けていると、血糖値調整がうまくいかなくなり、少量の糖質を摂っただけでインスリンが大量分泌され、血糖値が低い状態が続くといったことになる。すると脳へのブドウ糖の供給も不安定になり、自律神経が乱れます。その結果、疲労感、だるさ、朝起きるのがつらい、思考力や集中力の低下、強い眠気、イライラや不安感が増す、感情の起伏が激しくなるといった症状が表れます」

さて、あなたは下のリストのような自覚症状はないだろうか?

【食生活チェックリスト】
□ご飯、パンを大量に食べる
□スナック菓子、清涼飲料水をほぼ毎日摂る
□おやつを食べることが多い
□夜中に目覚めて、何かを食べることがある
□食事を抜くことがある
□食後1~2時間で空腹を感じる
□夕方に眠気を感じたり、集中力が落ちる
□イライラや不安感が、甘い物を食べてなくなったことがある
□頭痛、動悸が甘い物を摂ることでよくなったことがある
□血縁者に糖尿病の人がいる

溝口徹
国立循環器病センターなどを経て、2003年日本初の栄養療法専門クリニックとなる新宿溝口クリニックを開設。栄養学的アプローチで、精神疾患のほか多くの疾患の治療にあたる。著書に『「疲れ」がとれないのは糖質が原因だった』ほか多数。