伊那食品は中央アルプスと南アルプスのはざま、伊那市に本社を置いている。寒天のトップメーカーで、シェアは国内で80%、世界でも15%を占めている。同社は1958年の創業以来、48年間連続で増収増益を達成した優良企業だが、それは寒天の用途を食用以外にも広めたからだろう。細菌を培養するための培地、医薬品の原料といった分野をすすんで開発したのは伊那食品だ。

年間におよそ24万人もの人々が同社の開放型庭園(伊那市)を利用しているという。

年間におよそ24万人もの人々が同社の開放型庭園(伊那市)を利用しているという。

同社は毎朝、朝礼を本社玄関前で行っている。敷地の環境整備に汗を流した後、約400人の社員は屋外に整列する。雨や雪にならない限り、気温が零下になる冬季でさえ朝礼は外だ。

(木下徳康=撮影)