立て板に水のトークは、ビジネスに必要ない。とはいえ、マジメに拝聴するだけでは先に進まない。相手がこちらに(意識的・無意識的に)求めていることを的確に察知し、シンプルに返答すること。相手の立場に立てば、心を溶かすことができる!

部下のやる気を向上させるのも、マネジメント層の任務だ。褒めることはその一手段だが、土岐氏はこう語る。

「上司は意思決定の頻度と重みが増すだけで部下より偉いわけではないです。だから、常に部下のいい面に着目して、そこに尊敬と感謝の念を持つ。いい仕事をしたら、『よくやったな』ではなく、『すごい、俺には到底できないよ』と同志的な目線での声がけがいい」

河野氏も褒め言葉には、工夫が必要だと語る。そのポイントは、具体性。例えば、「あのときのあなたの発言は、とても的確でした。おかげでその後の司会進行がスムーズになりました」とか「1週間前倒しでの契約取得、ありがとうございます。おかげで契約目標件数を達成できました」と成果や数字をあげるのが効果的だという。