【田原】ちょっと待って。森川さんのところは、いま何人?
【森川】10人です。
【田原】それだけしかいないのに、動画も制作できるのですか?
【森川】はい。10人はインターネットの人半分、映像の人半分という構成です。事務をやるのは僕と女の子1人だけなので、今日も僕が銀行振り込みに行ってきました(笑)。
【田原】オウンドメディアについて、企業の反応はどうですか。
【森川】いいですよ。いままでも一部の企業はYouTubeなどを使って動画配信していたのですが、YouTubeはいろんなものがごった煮で集まっていて、ブランドがつくりにくいという声もありました。それに対してC CHANNELはターゲットが明確。女性向けの商品をつくっている企業さんには、かなり期待していただいています。
【田原】オウンドメディアは普通の広告と違うかもしれませんが、どちらにしても見てくれる人が多いに越したことはない。将来はどれくらいの会員数を考えていますか。
【森川】直近で何人という目標は立てていないのですが、ゆくゆくは数千万の人に見ていただきたいですね。
【田原】それはどれくらい先の話?
【森川】3年後くらいですかね。まわりには、もうちょっと早くしろと言われていますが。
【田原】そのころには黒字に?
【森川】いまの数字を見ると、来年には黒字化が可能です。ただ、真面目にコストを削れば達成できるという話なので、もう少し長い目で見て事業を育てていきたいと考えています。