アベノミクスの“第三の矢”に組み込まれたクラウドファンディング。小口の資金を大勢の人から集める新しい資金調達のツールを使って成功する企業も現れ始めた。しかし、手放しで喜べない側面もある。

セキュリテを県民発電所で活用

ファンド型クラウドにはミュージックセキュリティーズ(MS社)というパイオニアが存在する。自立した事業者を支援する「マイクロ投資」のプラットフォームとして、同社が運営しているのが図1の「セキュリテ」だ。

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図1 5種類に分かれるクラウドファンディング

投資家と事業者の間で匿名組合契約を結び、投資家から集めた資金を元手に事業者はプロジェクトを進める。そして、そこから上がってきた事業収益を投資家に分配金としてリターンする(図2参照)。これまでの実績を見ると、扱ったファンドの数は259件で、募集総額は42億円強に達する。