低位株と不動産投資で大成功していたにもかかわらず、果敢にもデイトレードにも挑戦。その際にはオリバー・ベレスとグレッグ・カプラの『デイトレード』を徹底的に読み込んだ。
吉川氏が最後に「投資に役立つ本」として挙げたのは意外にも、村上春樹氏の『走ることについて語るときに僕の語ること』だった。
「村上春樹さんは、知る人ぞ知るランナーです。私もマラソンを始めたので読んでみたのですが、この本には目標に向かってコツコツ進むことの大切さが書かれています。日々の努力を重ねること、諦めずにやり遂げること。節約や投資も同じです。村上春樹さんは投資をしないと聞きましたが、意外にも投資家にとって示唆に溢れた一冊でした」(吉川氏)
投資に役立つ本
●相場のパニックと逆に動く術を学べる本
『デイトレード』(オリバー・ベレスほか/著、日経BP社、02年10月発売)
●マラソンと執筆と投資は同じと知った本
『走ることについて語るときに僕の語ること』(村上春樹/著、文藝春秋、07年10月発売)
●まず100万円つくる大切さを教えられた本
『新・メシの食える経済学』(邱 永漢/著、グラフ社、00年11月発売)
(和田佳久=撮影)