旅行も家族で行くとなると、バカにならない出費。少しでも安く上げるお得な方法はないものだろうか。
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図表1 その差2.5倍! ハワイツアー旅行代金、年間変動グラフ

おカネは節約したいが、年に一度、海外旅行を楽しむくらいの余裕は欲しい。夫婦と子供2人の家族4人で、できるだけ費用を抑えて、旅行の回数を増やす方法はないだろうか。

例えば家族旅行の王道・ハワイなら旅行日数は3泊5日か4泊6日が定番。小中学生を含む家族なら、まず日程の確保で制約がつく。学校を休ませるわけにはいかないので、子供の長期休暇に絞られ、その中でも、ゴールデンウイークは6日間の休みは取りにくく、春休みは大人が休めないので、必然的に、旅行は夏休みと冬休み(年始年末)のハイシーズンに限られる。

図表1を見ればわかるとおり、ハワイ旅行の料金は8月、12月に大きなピークを迎え、2月や4月の頭などは非常に安くなる。詳しい料金を見てみると、図表2は2013年の夏休みの某大手旅行会社のツアー料金の一例だが、8月のピーク時に25万800円のツアーが、実は4月頭には8万9800円だった。その差はなんと、約3倍だ。

本来なら、この安い時期に旅行ができるのが一番いい。しかし、誰もがそういうわけにもいかないので、諦めて高い時期に行く人が多いのである。

しかし、その中でも工夫はできる。たいてい、旅行会社の料金カレンダーを見ると、学校の休み初日に料金が跳ね上がっている。旅行会社は学校の一般的な休日を見て需要を判断するからだ。そこで、その前日、つまり子供が終業式を終えて帰ってきたら、その足で夜の便で出発すれば、かなりの節約ができる。