上司と部下で「歩く1on1」

あなたの職場でも、そんな場所を探してみてください。窓ぎわの席でも、ビルの共有スペースでもいいでしょう。非常階段のおどり場や、普段は行かない階の静かな一角など、探せばどこかにあるものです。自分だけの避難場所です。

もう1つ、忘れられない習慣があります。入社したてのころの上司は、「歩く1on1」をしていました。上司と部下が1対1で話す時間を、外を歩きながらやります。視線を合わせず、2人で前を向いて歩きながら、仕事の話をする――業務でもあり、体を動かす休憩でもあるのです。

人と正面から向き合って話すだけで、エネルギーを使ってしまう人は多いものです。でも、並んで同じ方向を向いていると、その負担がぐっと軽くなります。日本なら、春や秋の過ごしやすい時期に、同僚との相談を歩きながらに変えてみてはどうでしょう。

ただ、こんな心配もあるでしょう。少し席を外すと「どこかに行っていた」と思われないか。すぐに返事をしないと、評価が下がるのではないか、と。でも、これは多くの場合、思い込みです。

日々の隙間に小さな休憩を散りばめる

日本では、タバコ休憩が当たり前のように取られていますよね。タバコを吸う人は日に何度も席を立ち、誰もそれをとがめません。なのに、吸わない人が頭を休めるために少し席を外すと、後ろめたく感じてしまいます。条件はみんな同じです。あなたが自分をいたわるために少し離れることは、何も悪くありません。堂々と余白を取って構いません。

喫煙所
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会社に入りたてで、まだ信頼関係ができていないうちは、難しいものです。でも、周りに人柄が伝わってくれば、余白を取りやすくなります。最初は、ほんの数分から。お手洗いに立つついでに、少し遠回りをしてみる。飲み物を取りに行くときに、深呼吸をしてみる。まとまった休憩を取ろうとするとハードルが高くなるので、日々の隙間に小さなタウコをちりばめるほうが続けやすくなります。

余白の取り方に、正解はありません。コーヒーでなくても、お茶でも、窓の外を眺める時間でも、好きな音楽を1曲聴くことでもいいでしょう。大切なのは、いつもの流れから意識して一度離れることです。自分がどんなときにほっとするかを観察して、その時間を一日に組み込みます。あなただけのカフヴィタウコの形を見つけていけば十分です。