一流がメッセージに付け加える「ひと言」

しかし、社交上手なエリートたちであってもその場では「フォローします」とは言ったものの、翌日の忙しさのために名刺の束を見ながら「この人、どこで会ったんだっけ?」と首をかしげることがあります。そうしたことを防ぐには、名刺の裏に即座にメモを書いておくといいでしょう。日付、場所、会話の要点を走り書きし、後でデータ化すれば検索ですぐ引き出せます。これだけでもフォローの精度が格段に上がります。

ビューカー清美『世界一流の社交術』(アルク)
ビューカー清美『世界一流の社交術』(アルク)

さらには、ただ「お会いできて嬉しかったです」「ありがとうございました」というありきたりな内容で終わらないことです。一流とされる人たちは、ここでも具体的な成果を添えて報告します。

「昨日お話しいただいたプロジェクトの件、同僚に確認しました。次回お見せできそうです」
「ご紹介いただいた方に早速連絡しました。来週アポイントが取れました」
「今年の冬、日本の秋田県に行かれる際に、この温泉をお勧めします」

こうした一文があるだけで、相手は「会話が実際の動きに変わった」と実感できます。

また、仮に48時間を過ぎてしまっても、連絡をしないよりはましです。関係に義務や期待がない時期だからこそ、その声かけは純粋な関心として相手の記憶に残ります。後になって相手が「いつも気にかけてくれていた人だ」と思うことが関係を前に進める力になります。

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