切なさは、消そうとしなくていい

切なさは、消そうとしなくていい。むしろ味わい深いと思うのも良いじゃないですか。

それも、大人になる楽しさの1つです。昔は想像もできなかった年齢に実際になってみると、思ったほど中身は変わっていないことがありますよね。

「あっという間だったな」
「でも、これはこれで面白いな」

精神科医Tomy『人生迷子 立ち止まったときの処方箋』(ワニブックス)
精神科医Tomy『人生迷子 立ち止まったときの処方箋』(ワニブックス)

そう感じられること自体、人生がちゃんと積み重なってきた証しです。あなたも私も、きっとこれからもいろいろあるんです。良いことも、悪いことも、さみしいこともある。でもそれは、人生をちゃんと生きてきた人にしか味わえない感情でもあります。

そして忘れてはいけないのは、どの年齢も、一度きりだということ。20代も、30代も、40代も、50代も、80代も。その年齢で感じる世界は、二度と戻ってきません。

切なさを感じながら、同時に、「今の面白さ」を味わう。すぐにはできないかもしれませんが、「親しみあるもの」への喪失感も徐々に変化していくものです。

最初はさみしいですが、そのうち「なつかしい」と、温かみのある感情に変化しますから。すると時代の移り変わりは、ただの喪失ではなく、人生の深みに変わっていくんですよ。

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