毎日の何げない親子の会話や遊びの中で、わが子の「言葉力」を伸ばしていくことができます。特別な道具や環境は必要ありません。子どもが言葉を理解し、使いこなせるための家庭習慣をお伝えします。
Q.子どもが乱暴・下品な言葉を使って喜んでいます
子どもは「いけない」とわかっているからこそ、「おなら!」とか「うんち!」と叫んで喜んでいるのです。あるいは、「○○だぜ」とか「ぶっとばす」などと乱暴な言葉遣いをするのも、「あんまりいい言葉じゃないとわかっているからこそ、あえて使ってみたい」という側面もあるのです。
気をつけていただきたいのは、「なんてひどい言葉なの!」「そんな言い方はやめて!」と、お子さんを無理やり抑え込んでしまうこと。自分の言葉で話すことをあきらめて、親に許される言葉遣いだけにしようという「殻」に閉じこもってしまうかも。
私は、子どもが多少乱暴な言葉遣いをしていても気にしない、放っておけばいいと考えていますが、「どうしても気になる」というのであれば、叱りつけたり、否定したりするのではなく、「『ぶっとばす』ってどういうこと?」「『うんこ野郎』って、どういう人のこと?」と質問してみてください。冷静に問われると子どもも冷静に答えようとします。自分の言葉を客観的にとらえ、気まずくなり、自然とそういった言葉を使わなくなるはずです。
※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。


