個別株は難しそうだから、インデックス投資にしておけば安心。そんなイメージを持つ人は多いかもしれない。しかし、「同じインデックス」でも中身はかなり違うので、商品選びでは注意するべきポイントがあるという。投資系インフルエンサーの投資うさぎさんによる資産形成を学べる実用ノベル『給料だけでは、お金持ちになれないから 32歳会社員が資産1億円にする、ほったらかし王道投資』(KADOKAWA)より、紹介する――。(第3回)
積み上がったコインと電卓、人形と疑問符
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「インデックス投資ならなんでもいい」は危険

投資信託には、大きく分けて「アクティブファンド」と「インデックスファンド」があります。物語の主人公・和久野真中わくのまなかは、会社の昼休みに開かれる“ランチョン勉強会”で、その違いを教わります。

インデックス投資については、それまでに「いろいろな会社を詰め合わせたパック」のようなものだと理解していました。

一方、アクティブファンドは、運用会社のプロが成長しそうな企業を選んで運用する商品です。

そこで真中には、当然の疑問が浮かびます。

「プロが選んでくれるなら、アクティブの方がよくないですか」

一見すると、そのほうが合理的に思えます。

市場全体を丸ごと買うよりも、投資の専門家が「これから伸びる」と判断した会社だけを厳選したほうが、高いリターンを得られそうだからです。

しかし、真中に投資を教える“窓際さん”は、長期間にわたって当たり企業を選び続ける難しさを指摘します。

市場全体の成長を引っ張るのは一部の大きく成長した企業です。その当たりを20年、30年と継続して引き続けるのは容易ではない。

だったら最初から「当たり企業も含んだ詰め合わせ」を丸ごと持つほうがいい。

それが、インデックス投資を選ぶ考え方です。

ところが、ここで話は終わりません。

「インデックス投資なら、なんでもいいってわけじゃないんだ」

窓際さんはそう続けます。