出世すれば幸せになれるのか。昇進と幸福度についての分析によると、管理職へ昇進しても幸福度は上がらないどころか、昇進後には健康状態がやや悪化する傾向すら見られたという。投資系インフルエンサーの投資うさぎさんによる資産形成を学べる実用ノベル『給料だけでは、お金持ちになれないから 32歳会社員が資産1億円にする、ほったらかし王道投資』(KADOKAWA)より、紹介する――。(第2回)
役員室で会議を開くビジネスマン
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昇進と幸福の相関関係

収入を上げる手段として、会社員がまず思い浮かべるのは「昇進」ではないでしょうか。

平社員から管理職になれば、多くの場合、給料は増えます。任される仕事の規模も大きくなり、社内での立場も変わる。

そう考えれば、昇進した人は、それまでより幸せになりそうです。

ところが、ここで紹介するのが、経済学者・佐藤一磨氏による昇進と幸福度についての分析です。

佐藤氏の分析によると、管理職へ昇進しても幸福度は上がっていませんでした。

さらに、昇進後には健康状態がやや悪化する傾向すら見られたといいます。

収入は増えているにもかかわらず、収入への満足度も、仕事への満足度も上がっていませんでした。

「課長になれば、今より満足できる」
「年収が上がれば、人生も楽になる」
「出世すれば、今抱えている不満もなくなる」

会社員として働いていると、ついそう考えてしまいます。

しかし、少なくともこの分析を見る限り、昇進と幸福は単純な比例関係にはないようです。