「ロシアの砦」には絶対にさせない
その後も粘り強く取材を続けた結果、NPO法人「千島の砦」理事長代行の南出喜久治弁護士の話を聞くことができた。オーロラタワーの再開はあきらめていないという。
「運営再開に向けて2000万~3000万円が必要なので、現在は資金調達に加えて、運営の引継ぎ先を探していますが、来春くらいには目途が立ちそうな状況です。運営には資金力がいるので、われわれの理念に共感していただき、スポンサーになっていただける方は南出喜久治法律事務所までご連絡いただけると嬉しいです。
実は、オーロラタワーは、現在、中国資本が買い取りに来ているという実態があるのですが、この塔を絶対に外国勢力に渡すわけにはいきません。もし、中国資本の手に渡ってしまえば、塔に『ロシアの砦』と書かれてしまう可能性もあるわけで、こうなってしまえば日本は領土問題を放棄したのと同じことになってしまいます」
納沙布岬の先に横たわる北方領土を見つめ続けてきた人々は、いまもこの塔を守ろうとしている。果たしてオーロラタワーは再び人々が集う場所としてよみがえるのか。そして、その先に北方領土問題の未来は見えてくるのか。
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