4.聴力の低下を放置する
聴力を守ることは、一般的に認知症予防と結びつきにくいかもしれないが、パールマッターはもっと注目されるべきだと考えている。
「特に騒々しい場所に行くときは、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを使っていることが多い」と彼は話す。
聴力の低下は、認知症予防における最も重要な介入可能なリスク因子の1つとして、近年認識が高まっている。耳が聞こえにくくなると会話が難しくなるだけでなく、社会的な孤立につながり、それが認知機能の健康にさらなる悪影響を与える可能性がある。
「いま聴力を守ることは、数十年後の脳を守ることにもつながるのだ」とパールマッターは主張する。
5.睡眠を軽視する
睡眠は「無駄な時間」ではなく、脳にとって重要なメンテナンスの時間であるとパールマッターは捉えている。
深い睡眠の間、脳内では「グリンパティック系」と呼ばれる仕組みが活性化し、脳組織から老廃物が排出される。
睡眠不足は体内の炎症を増やし、ストレスホルモンのレベルを高め、インスリン抵抗性を悪化させる可能性があると彼は指摘する。
「私は睡眠を休息の時間だとは思っていない。脳が最も活発にメンテナンスや修復を行っている時間として捉えている」
6.超加工食品を食べる
超加工食品には、市販のケーキやスナック菓子、砂糖たっぷりのシリアル、清涼飲料水、ファストフード、多くの冷凍調理食品などが含まれる。
健康への悪影響が懸念されているにもかかわらず、米疾病対策センター(CDC)の最近の分析によると、アメリカの成人が摂取するカロリーの約53%を超加工食品が占めているという。
超加工食品を多く含む食事が、認知機能の低下や炎症、代謝機能障害、インスリン抵抗性と関連することを示す研究が増えているとパールマッターは指摘する。
「今日何を食べるかという選択が、未来の脳の健康を形作っているのだ」とパールマッターは言う。
パールマッターが伝えたいメッセージはシンプルだ。私たちが日々行っている選択こそが、将来の脳の健康に持続的な影響を与えるということだ。
「自分で変えられることは、多くの人が思っている以上に多い」
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