世界的にも例を見ない「支配階級の意外な行動」

そして、世界史上でも稀な奇跡が、「支配階級(武士)による自己否定」です。

本来、既得権益というものは血を流してでも死守するのが歴史の常です。しかし日本のエリート階級であった武士たちは、自らその特権を放棄するという決断を下しました。

1869年の「版籍奉還」によって、全国の藩主(大名)は自分の土地と人民の支配権を天皇に返上し、武士は「士族」となり、さらに1871年の「廃藩置県」によって中央集権体制を強化しました。