日本の守りに足りているもの、いないもの

来年度予算の編成が動き出す時期を迎えました。防衛費の規模や装備の中身が例年以上に注目される一方、日中の緊張は依然として解けていません。日本の守りは今どこまで届き、何が足りていないのか。今回は、プレジデントオンラインで反響の大きかった記事から、日本の防衛力の現在地を捉えた3本を厳選しました。

1本目は、フリーライター・翻訳者の青葉やまとさんによる、海上自衛隊の護衛艦が手にした”新兵器”を軸にしたレポートです。トマホークを撃てる艦艇の登場に加え、射程を大きく伸ばした国産ミサイルの配備など、同じ週に立て続けに実現した安全保障上の「初」を海外メディアの視点で整理。中国が「軍国主義の復活」と反発する一方、台湾や東南アジアの専門家がまったく逆の受け止め方をしている背景に迫ります。

2本目は、同じく青葉さんによる、中国軍が最も警戒するという「静かな反撃力」の解説です。東シナ海に大挙して現れた中国漁船団の動きを押さえつつ、通常動力型潜水艦の技術面で日本が握る優位性を読み解きます。

3本目は、国際基督教大学教授のスティーブン・R・ナギさんによる、「戦わずして勝つ」という中国の戦略を扱った論考です。国際舞台で日本の存在感が薄れつつある現実を直視し、元防衛副大臣が指摘する段階的な圧力に、受け身のままでいいのかと問いかけます。

装備、技術、そして発信する意志。防衛を語るうえで欠かせない3つの視点が、ここに揃っています。

習近平だけが「軍国主義の復活」と猛反発…海上自衛隊が手に入れた"新兵器"に台湾・東南アジアが大喜びのワケ

(2026年4月17日公開)

イージス護衛艦「ちょうかい」
イージス護衛艦「ちょうかい」(出典=海上自衛隊ホームページ)

日本の防衛力強化に、中国は「軍国主義の復活」と猛反発している。だが本当にそうなのか。海外メディアは海上自衛隊の護衛艦に搭載された“新兵器”に注目。台湾やシンガポール、フィリピンなど近隣国の専門家や指導者はむしろ「遅すぎたほどだ」と歓迎していると、報じている――。<続きを読む>

 

だから習近平は台湾にも尖閣にも手を出せない…中国軍が最も恐れる海上自衛隊の「静かな反撃力」の正体

(2026年1月23日公開)

501「そうりゅう」
501「そうりゅう」 出典:海上自衛隊ホームページ

日本は中国から尖閣諸島(沖縄県)を守り切れるのか。台湾有事への懸念が高まる中、海外メディアは日本の“反撃能力”に注目。特に技術面で優位性のある潜水艦に関心が集まる。中国が無視できない日本の防衛力の実態とは――。<続きを読む>

 

習近平の「戦わずして勝つ」戦略が機能しつつある…元防衛副大臣が指摘する「北京が日本へかける圧力3段階」

(2026年1月29日公開)

孫子の兵法書(カリフォルニア大学リバーサイド校所蔵)
孫子の兵法書(カリフォルニア大学リバーサイド校所蔵)(写真=vlasta2, bluefootedbooby on flickr.com/CC-BY-2.0/Wikimedia Commons

依然として続く中国からの圧力に日本はどう対抗すればいいのか。国際基督教大学教授(政治学・国際関係学)のスティーブン・R・ナギさんは「日本が今後より求められているのは、防衛や外交など他国との関係を築く上で、発信する意志だ。受け身から能動へ。それが戦争抑止力を機能させ続けるためにも必要だ」という――。<続きを読む>

 
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