日本では報道されない「イーロンウェイ」の狙い

ドナルド・トランプ米大統領が誕生してから間もなく2カ月となる。この間、トランプ大統領は100を超える大統領令を発し、公約の5割に着手するなど、そのスピード重視の姿勢は私が就任前から予想してきたものだ。なかでも、実業家のイーロン・マスク氏を事実上のトップに据えた「DOGE(政府効率化省)」による官僚機構への管理の強化は、突然のUSAID(アメリカ国際開発庁)の閉鎖の報道などにより、世界に衝撃を与えている。

トランプ大統領はアメリカ時間の2月11日に、マスク氏を大統領執務室に招いて2人で記者会見を行い、その模様を動画配信した。

トランプ大統領は会見の中でマスク氏を「非常に優秀で実際に多大な実績を残している」と褒め、2人の関係が現時点では良好であることを窺わせた。私は2人の蜜月について以前から指摘してきたが、実際に共働を始めてからは関係性をより一層強めていると見られる。

(構成=野上勇人 写真=時事通信)