不祝儀袋の選び方・使い方
●仏式
不祝儀ののし袋は故人の宗旨によって使い分ける。仏式の葬儀では「御香典」が一般的。「御仏前」は“仏様になる”四十九日以降に使用する(浄土真宗は死亡当日から可)。蓮の花がついたものは仏式の印。ほかに「御香料」など。
●キリスト教式
プロテスタント、カトリックともに「御花料」でOK。
カトリックのみは「御ミサ料」、プロテスタントは「忌慰料」。
●神道式
「玉串料」は神式の葬儀以外に、神社にお金を納めるときにも使える。ほかに「御榊料」「御神前料」など。
●オールマイティー
どの宗教でも通用するのが「御霊前」。宗旨がわからないときや、無宗教の葬儀ではこちらを使うといい。無宗教の場合は「御供」でもいい。まれに蓮の花がついたものがあるが、それは仏式にしか使えないので注意。
●お金を入れる向き、袋の折り返しにも注意
不祝儀の場合は内袋の裏側にお札の表側がくるように入れる。お札は新札を避けること。
外袋の折り返しは、弔事では上側を下側にかぶせる。なるべくシンプルなものを選ぶべし。
森川さゆり
リクルート「ゼクシィ」編集長を経て、「All About」を立ち上げに参加し、All About編集長に。2010年、ブライダルのプロデュースを行うプラス・ビジューを起業、代表に就任。
市川愛
市川愛事務所リリーフ代表。日本初の葬儀相談員として、累計3000件を超える消費者からの相談に対応するほか、講演、執筆、葬儀関連業者へのコンサルティングを行う。
リクルート「ゼクシィ」編集長を経て、「All About」を立ち上げに参加し、All About編集長に。2010年、ブライダルのプロデュースを行うプラス・ビジューを起業、代表に就任。
市川愛
市川愛事務所リリーフ代表。日本初の葬儀相談員として、累計3000件を超える消費者からの相談に対応するほか、講演、執筆、葬儀関連業者へのコンサルティングを行う。
(澁谷高晴=撮影)