自分と違う世界の人と、あえて交わる

でも、だからこそ、自分とはまったく異なる世界に生きる人たちとも関わってみることが重要です。そうすることで、自分のありたい姿や目指しているゴールが、本当に自分が求めているものかどうかに気づくきっかけになるかもしれないからです。

最近は「多様性を理解し、受け入れよう」とよくいわれます。でも、同じような環境で育った同じような人たちと関わるだけでは、多様性など生まれるはずもありません。当然、自分らしさに気づくこともありません。

藤井孝一『20代の特権』(三笠書房)
藤井孝一『20代の特権』(三笠書房)

そもそも20代は、自分自身の価値観自体があいまいな状態です。「自分の価値観がよくわからない」と悩むのは当たり前のことです。

だからといって机に突っ伏して考え込んだり、誰かが用意したワークショップに参加したりしても気づけるものではありません。

いろいろな人に会い、「この人の考え方には共感できる」「この人の考え方はちょっと違う」などと思う経験をしてはじめて、おぼろげながらに自分の価値観が浮かび上がってくるものです。

人と会うときには意識するべき習慣

その間、ころころ変わっても構いません。いろいろな経験を積むうちに、揺れ動きながらも、いつか固まっていくものなのです。20代は自分の価値観を確立するための猶予期間のようなものだと思えばいいのです。

なお、人と会うときには、「相手の立場に立つ」ことを意識するべきだと思います。

「あの人だったら、このケースではどう考えるだろう」
「なぜあの人は、こういう行動を取るのだろう」

このように、相手の目線で考える習慣を身につけると思考の柔軟性につながります。何より、相手(顧客)の目線で考えることはマーケティングの基本です。さらに、仕事の人間関係にもそのまま活かせるスキルとなります。

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