お得を極めるにはカードでチャージを
13年3月、「Suica」など全国10種類の交通系ICカードの相互利用が始まりました。コンビニやスーパーなど電子マネーの利用シーンは広がり続けていますが、小銭不要というだけでなく、「お得」なツールでもあります。
お得を極めるうえでのポイントは「チャージ(入金)」です。電子マネーには、事前にチャージをする「プリペイド」とクレジットカードと紐付けて後払いする「ポストペイ」の2種類があります。ポストペイ型は、チャージの手間がなく、紐付けたカードの利用分と同じだけのポイント還元が受けられます。一見、便利なのですが、お得を極めるなら断然プリペイド型です。なぜならポストペイ型でポイントが付くのは使用時だけですが、プリペイド型なら使用時に加え、チャージでもポイントを付けることができるからです。
チャージでポイントを付けるためには、クレジットカードから電子マネーに入金します。たとえば駅の券売機で「Suica」に現金でチャージするのは、本当にもったいない行為です。JR東日本の発行する「ビューカード」を使ってチャージすれば、1.5%分のポイントが付きます。1万円をチャージする度に、150円分のポイントが貯まるわけです。
ただし電子マネーへのチャージにポイントが付くカードは決して多くありません。原則として、系列カードか、一部の「例外カード」に限られます。
具体的には、「Edy」ではSoftBankカード、auじぶんcardセゾン、NTTグループカードなどでチャージ時に1%のポイントが付きます。「WAON」では、イオン銀行のクレジットカード「イオンカードセレクト」を使うとポイントが、一部のJALカードを使うとJALマイルが付きます。
これらに使用時に付けられるポイントを組み合わせましょう。