夏に意識したい「3つのポイント」

①ウエストという境界線(中央の先端)

先ほど挙げたベルトは、上半身と下半身を分ける「中央の先端(境界線)」です。劣化したベルトが丸見えだとNGな理由は、この先端の法則に基づいています。同様に、ウエストまわりに寄った「シャツのシワ」や「ダブつき」も、生活感を生む原因になります。

ワイシャツがパツパツでは、お腹まわりのボディーラインが悪目立ちすることはイメージできるはず。同じくやせ型の方の生地のダブつきもNGですので、シャツの身幅をお直しすることをおすすめしています。

ベルトは状態の良いものに新調し、シャツはダブつきのない適度なサイズを選ぶことが第一の鉄則です。

お腹まわりのシワが目立つシャツ姿
筆者撮影
お腹まわりのシワが目立つシャツ姿
②足元の先端(スラックスの裾)

スラックスの「すその長さ」も見落としがちです。靴の甲に生地がダブついて余っている状態(溜まり)は、足元の先端が乱れていると受け取られかねません。裾が長すぎると、視覚的に重心が下がり、ルーズで重たい印象を与えてしまいます。

ジャケットなどの上着を着ている状態ならまだしも、夏は足元のパンツ丈についても、他の季節以上に目立つのです。具体的な目安として、靴の甲に軽く触れるか、触れないか程度の「ハーフクッション」を推奨しています。

スッキリしたハーフクッション丈のスラックス
筆者撮影
スッキリしたハーフクッション丈のスラックス

もし手持ちのスラックスが長すぎる場合は、再度の裾上げ(お直し)をすることで、足元の先端が整い、驚くほどスマートで洗練された印象に変わるでしょう。