夏のオフィスカジュアルとして、襟のついたシャツではなくビジネスTシャツを選ぶ人が増えている。スタイリストの森井良行さんは「たとえばユニクロには、ビジネスシーンで使えるTシャツを数多く取り揃えている。だが、一枚で着ると『一発アウト』になる地雷商品がある」という――。
ビジネスパーソン
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ビジネスの場に「Tシャツ」だけで大丈夫なのか

「ビジネス用と普通のTシャツ、違いは何ですか?」

エグゼクティブのクライアントから、そんな質問をいただく機会が増えています。夏のオフィスカジュアルとして定着したビジネスTシャツですが、いざ自分が着るとなると「だらしなく見えないか」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

紳士服量販大手「洋服の青山(青山商事)」の発表によれば、ビジネスTシャツの売り上げは、この6年間で約9.7倍に急拡大しています。その人気と利便性は明らかですが、たとえ「ビジネス仕様」として売られている商品であっても、ノージャケットになった途端に「ただの休日姿に見えかねない」というリスクが蔓延しているのです。

この悩みの背景には、「生地感の誤解」があると私は捉えています。ビジネスTシャツ姿がだらしなく見えてしまう人は、「ジャケットのインナー用のビジネスT」と、「一枚で着られるビジネスT」を明確に区別できていない可能性があります。

つまり、「ビジネスTシャツという名前がついていれば、一枚で着ても大丈夫だろう」という認識自体が、問題なのです。では一体、両者を分ける「違い」は何でしょうか。その答えを紐解くカギは、「生地の捉え方」にありました。

ユニクロUの「エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ」
筆者撮影
ユニクロUの「エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ」