「米原ルートは割高」はウソである

これを北陸新幹線の東海道新幹線乗り入れに当てはめて、現在の2026年価格で試算すると以下のようになる。北陸新幹線と東海道・山陽新幹線で特急料金テーブルが若干異なるが、今回は新大阪より先の山陽新幹線もJR西日本であることを考慮し、後者のほうを採用した。

【図表】新大阪―米原間「第2種鉄道事業免許」運行イメージ
筆者作成

新大阪―金沢間の運賃・料金比較(2026年現在の価格)

・小浜ルート8900円(内訳:指定席特急料金4060円+運賃4840円)
・米原ルート8770円(内訳:指定席特急料金3930円+運賃4840円※)

※経路特定制度適用

料金が割高になると言われている米原ルートのほうが、むしろ小浜ルートよりも安くなるのである。これを元々の北陸新幹線の特急料金テーブルで計算したとしても、小浜ルートと同額になる。どちらにせよ全区間でJR西日本の収入になる。JR東海への線路使用料の支払いはあるにせよ、小浜ルートで作っても鉄道・運輸機構へ線路使用料を支払うことになるので、同じことである。

【図表】「米原ルート」新大阪―米原間を含む利用での運賃・特急料金早見表
筆者作成