マスコミが伝えない「改良点」

大阪駅の真上に巨大なドーム型の大屋根が取り付けられたのは「大阪ステーションシティ」が開業した2011年5月のことである。24時間365日休む事のない日本屈指の乗降客数を誇る一大ターミナル駅の真上に、これだけの建造物を作り上げたのも凄いが、これによって唯一無二の見事な都市空間が成立している。

(東京のマスコミはこういう大阪の改良点については全く伝えようとしないよね。相変わらず道頓堀のネオンサインを映してばかりでね。全くアンフェアだと思いますよ……)

見事な都市空間が成立しているが、東京のマスコミは大阪の改良点は伝えないよね
筆者提供
見事な都市空間が成立しているが、東京のマスコミは大阪の改良点は伝えないよね

加えて、JR大阪駅北側の「うめきた」エリアには「グランフロント大阪」の南館と北館、JR大阪駅西側の旧大阪中央郵便局跡地には「KITTE大阪」、それから「イノゲート大阪」といった商業施設が立ち並ぶ。これらは2010年代~2025年までの間に相次いで開業したビルだが、大阪ステーションシティと同様に梅田におけるトレンドの最前線にもなっていて、いま一番活気のある一画と言っても良い。

うめきた中央交差点からグランフロント大阪を望む
筆者提供
うめきた中央交差点からグランフロント大阪を望む

「ホームレスがテントを張る街」ではなくなった

そしてこれらの梅田エリアの再開発に“トドメ”を刺してきたのが、梅田最後の一等地と言われた旧梅田貨物駅跡地に作られた「グラングリーン大阪」という複合商業施設と、その中核的存在を成す「うめきた公園」だ。

2024年9月6日に華々しい“街開き”が行われ、梅田という大阪都心のど真ん中に大規模な芝生広場と噴水池を備えた都市公園が完成した。すっかり市民の憩いの広場として持て囃され、週末には多くの家族連れがレジャーシートを広げて思い思いの時間を過ごしている姿が見られる。

梅田再開発のトドメを刺したグラングリーン大阪のうめきた公園
筆者提供
梅田再開発のトドメを刺したグラングリーン大阪のうめきた公園

これまでの大阪市内はとにかく“緑の少ない”、公園不毛都市でもあった。都市の商業効率だけが重視されて公園の整備が行き届かず、市内の限られた場所にしか大型公園がない。大阪城公園、靭公園、天王寺公園、長居公園、そういった場所はあるにはあるが、いずれもホームレスがテントを張るなど治安の問題が付きまとっていた過去がある。

そうした環境もすっかり改善され、今まで都市公園の無かった梅田にもこうして「うめきた公園」が誕生した。

都心の一等地を公園にしたのは英断だった
筆者提供
都心の一等地を公園にしたのは英断だった