気分転換だけでなく疲労対策にもなる
興味深いのは、最初に絵を見る前にカフェインをとっても正答率が上がることは確認できなかった点です。つまり、覚えたいものを見たあとにカフェインを摂取することで、記憶の定着が促される可能性があることが示唆されたのです。
カフェインというと眠気覚ましのイメージが強いかもしれませんが、適量であれば認知機能をサポートし、脳のパフォーマンスを維持する助けになります。疲れを感じたときにコーヒーで一息つくことは、気分転換になるだけでなく、その後の頭脳作業を続けるための疲労対策としても役立つのです。
ただし、飲み過ぎには注意が必要です。1日4杯以上飲むと、むしろ認知症の発症リスクが1.04倍高まる可能性も示されています。4杯以上のコーヒーは睡眠にも悪影響が生じる可能性があるので、適量を意識することが大切です。
ちなみに、私の1日は毎朝6時半に研究室に出勤し、コーヒーメーカーにお気に入りの豆をセットし、飲むところから始まります。研究の合間にコーヒーブレイクを設けて、気分をリフレッシュすることが脳のキレを保つことにも役立っています。


