水や砂糖水より効果的だった飲み物

すると、集中力の測定では、栄養バランスのとれた流動食を摂取したグループは、水や砂糖水だけをとった場合に比べ、午前中常に集中力が高い状態を維持しました。また、疲労感はどの朝食でも時間とともに徐々に増しますが、流動食を摂取したグループでは、90分を超えると改善していくことがわかりました。

テスト中の脳の働きをMRIで分析をしたところ、砂糖水を摂取した場合よりも流動食をとった場合のほうが、前頭葉を中心にいろいろな脳の領域が活発に働いていることもわかりました。

甘いものを食べることで一時的にリラックスできるかもしれませんが、それだけでは疲労回復や集中力アップの効果は期待できず、脳は全力で働きません。とりすぎは脳のパフォーマンスを悪くしてしまう可能性もあるので、糖質だけに頼るのではなく、栄養バランス全体を意識することが大切なのです。

「濃いめのコーヒー」で記憶力アップ

「頭が疲れた」と感じたときに、チョコレートやあめ玉などの糖質のみのかたまりをとると逆効果というお話をしましたが、リフレッシュやリラックス効果を求めるなら、1杯のコーヒーを飲んでみてはどうでしょうか。頭脳作業、特に暗記のあとに濃いめのコーヒーを飲むことで記憶力が高まるという研究データがあります。

アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学の研究チームが行った研究によると、コーヒーやお茶に含まれるカフェインには、単に眠気を覚ますだけでなく、学習後に摂取することで記憶力を高める働きがあることが判明しました。

ノートパソコンとコーヒー
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対象者は、普段コーヒーを飲む習慣がない平均年齢20歳の160人。200mgのカフェインを摂取するグループと、偽薬(プラセボ群)を摂取するグループに分け、さまざまな絵を見せたあとにカフェインまたは偽薬を服用してもらいました。

翌日、細部が異なる似た絵を見せて区別するテストを行ったところ、カフェインを摂取したグループのほうが、より正確に回答することができたのです。