「金融の帝王」として君臨するロンドン

外国為替市場において、圧倒的なシェアを誇る都市はどこでしょうか。

世界最大の経済大国アメリカのウォール街(ニューヨーク)ではありません。イギリスのシティ(ロンドン)です。国際決済銀行(BIS)の統計を見れば一目瞭然ですが、ロンドン市場の為替取引額は世界全体の約40%前後を占め、2位のニューヨーク(約20%)にダブルスコアをつける圧倒的王者です。

かつて「大英帝国」として七つの海を支配したこの島国は、軍事力や産業力を失った今でも、金融の世界では帝王として君臨しています。最大の理由は、ロンドンが「経度0度(本初子午線)」に位置しているという、ただ一点の地理的事実に尽きます。