「実は結構張りつめていたな」

「実は結構張りつめていたな」、「もしかしたら自分は傷ついていたのかも」、「何もしなくていいってこんなに楽なんだ」などあるかもしれません。

久しぶりに何かをやってみたくなったりすることもあるでしょう。

「自分が好きなことってなんだっけ」、「本当に会いたい人って誰だろう」、「“ちゃんとする”って誰のために?」など、これまでの当たり前を問い直すフレーズが浮かんで来たら、それは変化が起き始めているサインです。

それが、「自分はどんな人間か」、「本当にやりたいことは何か」を見つけるきっかけになることもあります。

休んだからこそ、浮かんでくる自分の声を聞き直して、耳を傾けてみましょう。

何もしないからこそ、エネルギーが満ち足りて、心の奥にしまっていた気持ちが顔を出すことがあります。

まわりの人を積極的に「休ませる」

「休むこと」への心理的抵抗のひとつには、まわりの目が気になるというのもあります。

休憩をとるとしても、上司や同僚にはわからないように、と気を遣う会社もあるでしょう。休暇のことはなんとなく人に話しづらい、という人もいます。

私たちには、まわりの人を積極的に休ませるという視点も必要なのかもしれません。

リーダーが、マネージャーが、部下が、親が、教師が、誰かを「休ませること」を自然なこととしてとらえられるか。

関屋裕希『仕事が終わらないのはだれのせい? 自分に優しい時間の使い方』(日経BP)
関屋裕希『仕事が終わらないのはだれのせい? 自分に優しい時間の使い方』(日経BP)

つまりこれは、他者が休むことを必要なこと、自然なこととして受け容れられるか、ということです。

成果ではなく、余白や不完全さを受け容れる土壌を育てていけるかも大切です。自分に対しても、まわりの人に対しても、役に立つ・立たないといった評価的なまなざしだけを向けすぎないようにすることを忘れないでください。

「この人最近疲れていそうだな」と感じたら、何かを強いるのではなく、「ちょっと休んでも大丈夫ですよ」と声をかけられる人であること、そして社会や組織であること。

そういった優しさが、まわりまわって、私たち自身をも楽にしてくれます。

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