セントラル・リーグ(セ・リーグ)とパシフィック・リーグ(パ・リーグ)の全12球団が対戦する「セ・パ交流戦」は、パ・リーグの圧勝で終わった。スポーツライターの広尾晃さんは「勝数の差は過去最大の26だった。両リーグの育成方針の違いが表れた結果ではないか」という――。
交流戦開幕を控え、記者会見に臨んだ(左から)ヤクルト・山野、巨人・田和、DeNA・松尾、ソフトバンク・木村光、オリックス・寺西、西武・渡部=2026年5月25日、東京都内
写真=共同通信社
交流戦開幕を控え、記者会見に臨んだ(左から)ヤクルト・山野、巨人・田和、DeNA・松尾、ソフトバンク・木村光、オリックス・寺西、西武・渡部=2026年5月25日、東京都内

なぜ今年の交流戦はセ・リーグが負けっぱなしだったのか

2026年の「セ・パ交流戦」が終了した。埼玉西武ライオンズが史上最高勝率(.824)で優勝を決めたが、それはともかくとして、今回は「ある異変」について反響が広がっている。

それは「セ・リーグが異様なほど弱かったこと」だ。

NPB(日本野球機構)を構成するセ・リーグとパ・リーグの2リーグ制は、1950年の発足以来76年目のシーズンを迎える。ここまで2大リーグとして歴史を刻んできたはずだが、近年極端な優劣が付きつつある。

「セ・パ交流戦」は、2004年の球団合併問題に端を発した「球界再編」の副産物として始まった。パ・リーグは、以前からMLB(メジャーリーグベースボール)の「インターリーグ」に倣った交流戦を、セ・リーグに持ち掛けてきた。

それまではセに導入の意向はなかった。しかし、球界再編によって混乱したプロ野球興行に新機軸を打ち出す意味もあって、2005年からの導入を決めたのだ。

交流戦は今年で21度目の開催となる。これまでの戦績について追いかけていこう。