良い医者や病院に巡り合うためにはどうすればいいか。医師の武井智昭さんは「24時間365日診察を行う病院が増えているが、そうした場所には知識や技術の未熟な"ハズレ"医者が交ざりやすい。便利さだけで選ぶのは危険だ」という――。

※本稿は、武井智昭『寿命格差という罠』(日東書院本社)の一部を再編集したものです。

手術のため病院にいる子共
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365日24時間診療クリニックが増えている

医療の現場で「コンビニ」という言葉が目立つようになりました。まず、よく耳にするのが「コンビニ受診」という言葉です。

軽い症状なのに「日中は仕事があるから」と大学病院の夜間や休日の救急外来を利用することを言います。極端な例では「明日からハワイに行くので、風邪薬を一週間分欲しい」と救急外来で要求するようなケースもあるといいます。

そのために本来治療が必要な重症者に対応できなかったり、医者の夜間労働が増えることで翌日の診療に支障が出たりと、地域医療の大きな問題となっています。

そして、同じ「コンビニ」でも、医療を提供する側の“コンビニ化”が進んでいることも、大きな懸念材料となっています。

「365日、24時間、いつでも診療対応」と、まるでコンビニのように医療を提供する病院やクリニックが増えてきています。

確かに「ちょっと体調が気になる……」程度で受診するには便利かもしれませんが、私はお勧めしたくありません。

なぜなら、コンビニ病院はその場限りで、継続性がないからです。