つかず離れずで、「みんな違う」と思えるか

まず、波長が合わないという事実を受け入れてしまうことです。相手の存在を否定するのではなく、「つかず離れず」という関係を維持するのです。

保坂隆『ムリなく気楽にちょうどよく 「ひとり老後」の人づきあいの知恵袋』(明日香出版社)
保坂隆『ムリなく気楽にちょうどよく 「ひとり老後」の人づきあいの知恵袋』(明日香出版社)

数学の「平行線」は、一定の間隔を保っていて、交差することはありません。

まさにこの平行線のように相手との位置関係を保てばいいのです。

どうしても接触せざるを得ないときは、必要最低限に留めておきましょう。

相手と波長を合わせようとするからストレスが大きくなるので、最初から「この人とは波長が合わない」と思えば気が楽になるはずです。

騒音・悪臭問題に関していえば、管理組合を介するというやり方もあるでしょう。

そうはいっても、なかなか思うようにはいかないという人は、「世の中には自分の価値観とはまったく違う人もいる。しかし、見方を変えれば、自分にはないものを相手が持っているということだ」と考えてみてはどうでしょう。

詩人の金子みすゞさんの詩に「みんな違って、みんないい」と詠った作品があります。そんな心境になれば、心に余裕が生まれるというものです。気の持ち方しだいで、波長が合わない相手であっても、つきあうことはできるはずです。

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