「人たらし上司」のデキる受け答え

さて、最後の上司Cは、PPS-1だけではなく、部下が必要としているものを察して、その資料を実際に持ってくるという行動を取っています。これはPPS-9「相手の欲求についての知識と気遣いを主張しまた仮定する」に相当するポライトネス行動なので、部下のポジティブ・フェイスが満たされる度合いがより大きくなります。

オフィスで書類を渡す
写真=iStock.com/Liudmila Chernetska
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これは、例えば恋人からプレゼントをもらった際に、プレゼント自体に喜ぶだけでなく、「自分が喜ぶプレゼントは何か」と相手が一生懸命に考えながら選んでくれたことに対しても嬉しく感じるのと同じ原理です。それだけ相手が自分に注意(のリソース)を割いてくれているという実感を持つことが、ポジティブ・フェイスを満たすことにつながります。

その意味では、「人たらし」といわれる人は、こういったポジティブ・ポライトネス行動が自然に、かつうまくできる人であるといえるでしょう。