脳心腎疾患・全死亡リスクも低下させるワケ
果物野菜を多く食べると健康に良いというのは、一般によく知られていることであると思いますが、具体的にどのような効用があるのかについてはあまり知られていないと思います。ここでは、果物野菜摂取が実際に脳心腎疾患や全死亡リスクを低下させることができるという臨床研究の結果について述べたいと思います。
果物野菜にはカリウムが多く含まれています。また、1日尿中カリウム排泄量の一番多くを占めている食物は野菜であり、次いで果物であるとの報告がなされています※1。したがって、1日尿中カリウム排泄量の測定値を、果物野菜の摂取量の指標とみなすことができると報告されています※1。
カナダのマックマスター大学のO’Donnell MJらは、大規模臨床試験を行って、心血管病あるいは糖尿病の患者2万8880人を対象として平均56カ月間経過観察した結果、1日尿中カリウム排泄量が少ない患者では脳卒中の発症リスクが増加することを報告しています※2、図表1。
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