ウォーキングは瞑想と同じ状態
60代というのは、自身の定年退職や親族・知人などの急逝、子供の独立などという大きなストレスにさらされやすい年代です。その結果、気分が落ち込む人がたくさんいます。
ウォーキングだけで、こうした状態から脱けられるというのですから、ぜひ試してみてほしいと思います。
ウォーキングでゆっくり歩きをしているときには、心身ともにリラックスしているのを感じることでしょう。
あれこれ難しいことを考えず、目に映る景色をぼんやりと眺めている……。実はこれは、「瞑想」をしているのと同じ状態なのです。
さて、あなたは「瞑想」という言葉からどんなイメージを受けるでしょうか。
もしかすると、修行僧が目を閉じて座禅を組んでいる姿かもしれませんし、怪しい宗教を思い浮かべる人もいるかもしれません。
でも実は、ゆっくり呼吸しながら空を見上げたり、遠くの山や道ばたの花などを眺めて歩くゆるウォーキングをすると、誰でも自然に瞑想ができるのです。
ビル・ゲイツやジョブズも瞑想
瞑想というのは、心を鎮める素晴らしい体験と思われています。
また、科学的な解明が進むにしたがって、瞑想は人の心を鎮めるだけではなく、ストレスを軽くして仕事の能率を上げたり、感情をコントロールするために大きな効果があるとわかってきました。
さらに、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズといったビジネス界のトップリーダーたちが瞑想を利用してイマジネーションやアイデアを得ていたことがわかり、科学的な根拠に裏打ちされた新しい瞑想ブームがアメリカで巻き起こりました。
そしてそれが、日本にも受け入れられるようになりました。
しかも最新の研究で、重い病気にも瞑想がとても効果があるとわかってきて、医療の治療法として取り入れるところが増えてきています。実は私も、アメリカへ留学していたときに、がんの瞑想治療を研究したことがあります。当時、私は「瞑想はすごい」と感じました。そのときに感じた可能性が、20年以上たってようやく日本でも大きく開花しはじめているのを実感しています。

