朝から晩まで手術するドイツ医師の働き方
2025年、大阪けいさつ病院の心臓血管外科の手術数は733件だった。秦は倍増、いや3倍増を目指す。
「ドイツの医者の働き方は密度が濃い。朝から晩まで手術をする。1日2例、3例は普通。それだけの患者も集まっている。症例数が多く、集約化されているから、医師の技術を保ちながら、効率化できる」
数年前の新型コロナ禍、病床は多いにも関わらず、コロナ病床は不足したことがあった。日本では病院の数が多く、かつ1施設あたりの規模が小さい。日本の医療体制の非効率さが露呈した。この機能分散の弊害は循環器疾患にも通じる。
大阪けいさつ病院の秦、飯田が掲げる症例数増は、高度医療の集約、効率化という現在の医療体制へ一石を投じる行動でもある。それはもちろん心臓で困っている患者のためだ。
(撮影=奥田真也 取材・文=田崎健太)


