※本稿は、五百田達成『言いたいことがちゃんと伝わる 男と女の言い換え図鑑』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
思いつくのは「へー」ぐらい
【シチュエーション】相手をほめたいとき
× まあ、悪くないんじゃない?
○ 似合ってるね!
「髪切ったんだけど、どう?」
「あー、まあ、悪くないんじゃない?」
「何それ……」
「髪を切った女性に対してどう言えばいいのか」問題もまた、男性たちにとっては永遠の課題です。髪を切った、メイクを変えた、新しい洋服をおろした。そうした女性の変化に、男性はそもそも気づかない、よくわからない。普段からちゃんと見ているわけじゃないし、多少変わったとしても気づくわけがない。
……と、そこまでは女性もわかっているので、「ねえ、何か気づかない?」とクイズを出すようなことは減り、むしろ冒頭のセリフのようにストレートにアピールするようになりました。これはいい傾向です。
ですがそうやって教えてもらったとしても、男性からするとろくに感想が浮かばない。思いつくのは「へー」ぐらいのものです。だから「どう思う?」と聞かれると、とても困るわけです。そこでようやく絞り出すのが「まあ、悪くないんじゃない?」という精一杯の言葉。これが女性たちからすると面白くありません。
評価がぬぐえない「上から目線」
男性・女性に限らず、「評価する」ということは分析やアドバイス同様、「上から目線」がぬぐえません。男性ほどは「上から目線」に敏感じゃない女性たちも、せっかくウキウキした気持ちを共有し、ほめてもらいたいのに、「悪くない」などと冷静にジャッジされるのは本意ではありません。
男性たちも相手が「ほめてほしそう」であることはわかっています。せっかくヒントをもらっているわけですから、「悪くない」と評価したり、「短くなった……?」とおそるおそる分析したりするのではなく、シンプルにほめるのがいいでしょう。

