会話をしている相手のパートナーを呼ぶときには、どのような言い方が適切なのか。心理カウンセラーの五百田達成さんは「『ダンナ』『ご主人』『奥さん』という呼び方は、昨今避けるべき言葉になりつつある。私は違和感があるのを承知で『夫さん』『妻さん』と呼んでいるが、他にも言い換える方法はある」という――。

※本稿は、五百田達成『言いたいことがちゃんと伝わる 男と女の言い換え図鑑』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

台所でお茶を飲む若い日本のカップル
写真=iStock.com/itakayuki
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思いつくのは「へー」ぐらい

【シチュエーション】相手をほめたいとき
× まあ、悪くないんじゃない?
○ 似合ってるね!

「髪切ったんだけど、どう?」
「あー、まあ、悪くないんじゃない?」
「何それ……」

「髪を切った女性に対してどう言えばいいのか」問題もまた、男性たちにとっては永遠の課題です。髪を切った、メイクを変えた、新しい洋服をおろした。そうした女性の変化に、男性はそもそも気づかない、よくわからない。普段からちゃんと見ているわけじゃないし、多少変わったとしても気づくわけがない。

……と、そこまでは女性もわかっているので、「ねえ、何か気づかない?」とクイズを出すようなことは減り、むしろ冒頭のセリフのようにストレートにアピールするようになりました。これはいい傾向です。

ですがそうやって教えてもらったとしても、男性からするとろくに感想が浮かばない。思いつくのは「へー」ぐらいのものです。だから「どう思う?」と聞かれると、とても困るわけです。そこでようやく絞り出すのが「まあ、悪くないんじゃない?」という精一杯の言葉。これが女性たちからすると面白くありません。

評価がぬぐえない「上から目線」

男性・女性に限らず、「評価する」ということは分析やアドバイス同様、「上から目線」がぬぐえません。男性ほどは「上から目線」に敏感じゃない女性たちも、せっかくウキウキした気持ちを共有し、ほめてもらいたいのに、「悪くない」などと冷静にジャッジされるのは本意ではありません。

男性たちも相手が「ほめてほしそう」であることはわかっています。せっかくヒントをもらっているわけですから、「悪くない」と評価したり、「短くなった……?」とおそるおそる分析したりするのではなく、シンプルにほめるのがいいでしょう。